3月になり、煙霧(えんむ)と風塵(ふうじん)の自然現象が発生しましたが、どのような現象か知っていますか?

3月10日の煙霧(えんむ)

2013年3月10日の出来事です。

首都圏周辺を黄色より茶色に近い空気が包み、見通しが悪くなり話題となりました。

正体は煙霧です。450px-SG_haze-obscured-sun_2.jpg

※太陽を隠す煙霧:http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:SG_haze-obscured-sun_2.JPG

 

強い南東風との影響で、乾いた日本の土ぼこりや砂粒、ホコリが舞い上がり、寒冷前線の通過と共に落下してきたものです。

煙霧になるホコリは雨の中心核になる「エアロゾル」にもなります。大量だったので空の色を変えて見通しが悪くなりました。噴火や火災による煙霧もあります。

9日から10日にかけて北陸や甲府までで観測された黄砂は、関東までは飛来しませんでした。今回、東京の空を霞めたのは北関東が発生源の土ぼこりとみられています。 

 

寒冷低気圧.png

煙霧(えんむ)とは「晴れ」や「曇り」などの天気用語の一種です。

  • 煙霧の定義は、「肉眼では見えないとても小さい乾いた粒子が大気中に浮遊して視程が10キロ未満の状態」とされています。粒子の種類は様々です。
  • 火災や工場排気、自動車排気も含まれます。250px-Japanese_Weather_symbol_(Haze)_svg.png
  •             ※煙霧の天気記号
  • 煙霧は乾いた土地と強い風が吹いた時に発生しやすいです。
  • 日本以外からやって来た黄砂も煙霧になる可能性があります。
  • 乾燥が特徴で湿度70%以下です。
  • 大気汚染による煙霧をスモッグとも言います。
  • ★上昇気流に巻き上げられたホコリやチリが下降気流で落下してきたものです。


  落下.png  

靄(もや)とは?

  • ※靄(もや)も煙霧同様、視界を遮った自然現象です。
  • 湿度が70%以上あります。
  • 水蒸気が地上に浮いている状態です。



黄砂も上昇気流に乗るから煙霧?

  • ※黄砂も煙霧に含まれるとの考えと、日本の土地のみのとの考えがあり、ハッキリとした定義がありません。


 

3月13日の風塵(ふうじん)

 2013年3月13日の出来事です。成田空港に到着しようとした旅客機が視界不良の為に一時、着陸を諦めました。東京都心でも視界が悪く風が強い状態が続きました。これは「煙霧」ではなく、「風塵」という現象です。

 

 砂嵐.png※車の後ろに立ち上る風塵(砂塵)http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Sudan_desert_of_east_sudan_02.jpg
 

風塵(ふうじん)とは?

  • ※風塵とは、地上のチリや砂、土などが巻き上げられている場所で視界が悪くなる現象です。乾燥して風が強い日に発生します。砂の割合が多い時は砂塵と言います。砂塵は砂漠地帯で多くみられる現象です。
  • ※風塵で巻き上げられるチリやホコリはそこの土地にあるものです。
  • ※煙霧より降ってきたホコリやチリはその土地から離れた場所で巻き上げられたホコリやチリです。
  • ★風塵は上昇気流に巻き上げられようとしているチリやホコリの事です。


  風塵.png

 黄砂についての知恵ノート:http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n160005

PM2.5についての知恵ノート:http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n154325


 

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